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飲み会の作法 – 第3回(飲み会当日(2nd phase))

s_masako / Pixabay

もし新人が飲み会の作法を完璧にこなしたら。。

今回は、2nd phaseです。

ところで、書いている時にふと感じたのが、もし新人が誰にも何も聞かずに独力でこれらの作法を完璧にこなした上で、最初の飲み会をやり切ったら、自分並びに職場の皆はどう思うか?ということです。

いや、正直、たまげるでしょうねぇ、え、うそでしょ、みたいな感じで。下手したら、違う部門にも噂になるくらいインパクトがあると思います。

いわゆる、掴み、としては完璧だと思います。

その後、仕事に真摯に取り組む姿勢を示せれば、とりあえずは、「仲間」である、と思わせることが可能でしょう。

日本の伝統的会社の美徳なのか弱点なのかわかりませんが、特徴の一つとして、そういう仲間意識を一旦持たせると、そのサークル内の人にたいしては極めて甘く、情が深くなる、というものがあります。

職場に入って初期の段階で(異動にしても、転職にしても、入社にしても)、仲間意識を醸成することは仕事では極めて困難である反面、飲み会ではこの3phase approachをきちんと押さえるだけで、その仲間意識を比較的容易に醸成できる(あるいはそのきっかけになる)わけですから、これを利用しない手はない、と個人的には思います。

逆に適当にやったら。。。これは言うまでも無いでしょう。

その部門の長、並びに先輩、同僚にとても悪い印象を与え、その後は常に色眼鏡で見られることになります。その状況というか印象を脱却するには、何倍もの努力が必要です。

少なくともその後1年間幹事をミスなくやり続けるくらいの意気込みが必要となるかもしれません。

ですので、もし読んでいる方で、新しい職場が、飲み会の作法を要求する職場で、自らが幹事になる可能性がある場合、一読しておいて損はないはずです、、たぶん。

2nd phase – 当日の朝から始動

さて、1st phaseはたくさんの要素がありました。

今回は2nd phaseからです、飲み会中、と以前書きましたが、正確には飲み会当日です。

2nd phaseは時系列に項目立てしていったほうがわかりやすいので、飲み会当日の朝からそのように進めていきます。

飲み会前:リマインダーと細やかな気遣い

まず、出社して直ぐにリマインダーのメールを打たなければいけません。

どんなに重要な飲み会であっても、所詮は「誰かが幹事の飲み会」に過ぎません。日々の仕事に忙殺されて、ほとんどの人は忘却の彼方にあります。

本日の飲み会がいつ、どこで、何時に始まり、オフィスを出る時間は何時で、どこに集まって、みんなと行くのか、各自で行くのかです。

もちろんのこと、お店のURLや地図のURLは貼っておきます。

できれば、会社からお店まで、どうやっていくのか、近くに目印があるのか、も追記したほうがよいでしょう。

次に、来れるか、これないか、わからない人、回答を保留にしている人に、きちんと確認して、これるか、これないか、はっきりさせておきましょう。この時、詰問調ではなく、優しく包み込むような感じで下手になって聞いたほうがいいでしょう。

なぜなら、来れるか、これないか迷ってるということは、大体において仕事が忙しく見通しが立たないから迷っている、だけのことです。

ですので、優しい口調で「来られる場合は、遅くなってもよいですから」と、きちんと伝えた上で、「もし無理だと思っていきなり来られる場合でも、電話いただければ大丈夫ですので、お気軽にお電話してください。お仕事頑張ってください。」と爽やかに言えればokです。

間違えても、

「早く来るか来ないか、決めてくれませんかねぇ、正直な話、困るんですよ、こういうの。社会人だったら、わかるでしょう、キャンセル料発生するってこと。このままだと、来ようが、こまいが、きっちり請求させていただきますので、その点ご理解くださいね。まったく、こまったなぁ。いやぁ幹事はこういうのも対処しなければいけないから、大変だ大変だ。」

とか苦虫を噛み潰したような顔で嫌味を言ってはいけません。

とにかく、相手に罪悪感を感じさせないように、爽やかににこやかにわざとらしくなく、がキーです。

最後に、オフィスを出る10分前くらいになったら、各席を回り、「あと10分でオフィスを出ますので、出られる方は入り口前で待ち合わせでお願いいたします」と直接伝えます。

同時に店の情報、地図も印刷してお渡ししましょう。

リマインダーをうっているのだから、それはいらないでしょう、とお考えの方、その通りなのですが、現実にはこの直接通達はかなり効果的です。

メールは所詮メール、感情が伝わらないので、直接こう言われ、店の情報まで渡されると皆意識するのです。

この直接コミュニケーション・ビラ配りにより、定時参加率は著しく向上することでしょう。

飲み会中:センサーを最大感度に

飲み会会場についたら、まずは席を確認、誰がどこに座るか把握します。

その上で、キーパーソン(上席・ゲスト的存在の人)が到着したら、きちんとその席に導きます。

それ以外の方はくじ引きで決めるなり、好きなように座ってもらうのがよいでしょう。もちろん、事前に全員分の席を決めていても構いません。

その場合は、席次をエクセルか何かで作っておいて、お渡しするとベターです。

そこまでするのか、という声もありますが、結局、最初の席次なんて飲み会が進むにつれて崩壊します。みんなあちこち移動するわけです。

その際、こういう席次表があると、あ、「この人と話に行こう」、とかいうのも一目でわかるようになり、便利なのです。

次に、飲み会が始まり、乾杯が終わったら、センサーを最大感度に設定して、飲み物がなくなりそうな人に対してのお声かけ、料理の進捗が遅れていれば、店員に催促します。

お酒がなくなりそうなテーブルに対してはビールのピッチャーやボトルと水割りセットの注文をします。

ありとあらゆる知覚を鋭くして、先手を売って現場の諸問題に対処していきましょう。

体調が悪そうな人への配慮、水や烏龍茶の注文も含めてできればベストですね。

イメージ的には、感度が良すぎる自動ドアのセンサーくらいの感じでよいです。ちょっと近づくそぶりを見せると、いきなり開く、というか、風が吹いて木の葉が飛んできただけでも開く、くらいのproactiveな対応ですね。

最初は大変ですが、慣れれば自然とできるようになりますので、慣れるまでは意識して行うようにしましょう。

そのように汗をかいている幹事をみて、人は「成長したな」とか勝手によい印象を抱くものです。

その意味では、むしろ拙いくらいの、一生懸命やっている感じが出るくらいの方が、悠々と手際よくこなしているよりは、感じがよいのかもしれませんね。

人間味があるというか。その未熟さに過去の自分を美化して重ねるというか笑。

飲み会を終え2次会へ

さて、途中の挨拶を終えたら、忘れる前に会計を済ませておきます。

これを誰かに見られるように行うと、興ざめですので、きちんと宴会部屋から離れた場所でこっそり行いましょう。

そして、会計を終え、中締めが近づいてきたら、手を叩くなり、大声でアピールするなりして、中締めの挨拶に皆の注意を惹きつけます。

キーパーソンに中締めを終えてもらった後は、一足早く店から出て、2次会の参加メンバー取りまとめを行います。

事前に2次会の参加メンバーを決めている場合は点呼をとり、そのまま帰ってしまわぬように、決めていない場合は、その場で人数を把握して、事前にリサーチしていた近くの二次会会場までご案内です。

酔っ払っている人もいるので、周囲に迷惑をかけないように、どうどうとあやしながら2次会まで連れて行きましょう。

2次会まできちんと誘導したら、、、もうそこであなたのお役はごめんです。

お酒の手配などはそれなりにする必要がありますが、1次会ほど気を遣わなくてもよいはずです。

普通に振る舞ってもそこで怒られることは、本当に厳しい会社を除いて無いでしょう。

しかし、厳しかったとしてもやることは1次会と同じです。酒が回っている分、きっとグダグダになっているでしょうから、1次会よりはかなり楽になるはずです。

ただ、飲みすぎている人に対しては注意を払っておくのがよいでしょう。

セクハラや暴力は、会社の評判を一晩にして地に落としますし、いくら自分がやってないとはいえ、看過できる問題ではありません。

できる限りそうした事態にならないように、適時のお水や烏龍茶の投入は必須事項となります。血中アルコール濃度を一定レベルにコントロールするということですね。

では、3次会は。。。そこまで気にする必要は無いとは思いますが、近くのバーやカラオケに行っておけばよいです。

「幹事の責務はせいぜい2次会まで」、というのが僕の認識です。

3次会は人数も少ないですし、そこで幹事だから、ここも仕切れ、と言われることは経験則上あまり無いように思います。

その日を終え、皆とさよならをして、これであなたの2nd phaseは終了です。お疲れ様でした!

3rd phaseとは正に傾斜の美学

さて、3rd phaseに入る前に、、、長くなってしまったので、次に回します。

なぜなら、3rd phaseで取り扱う清算における「傾斜」のかけ方は、ここでトピックの最後に適当に論じるだけでは不十分ですし、正直な話、論文一本書けるくらい奥深いトピックと言えるからです。

傾斜対応を誤ると、1st phase, 2nd phase全ての苦労が水の泡です。

人は、特に社会人は、金が絡むことについては、より厳しい目で精査しますし、そのミスについては絶対に許さない傾向が強いです。

ですので、最後の単なる精算といえども、侮ってはいけないということです。たかが精算、されど精算。

これは、次回にきちんと論じていきたいと思います。