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所謂ホワイトカラーのAI・Roboによる置き換えについて(伝統的日本企業の現場から) 第1回

geralt / Pixabay

AI・Robotics Automationの知的生産業種への台頭・浸透

最近、よくAI・ロボ・自動化、というフレーズを耳にします。どこで耳にするかというと、役員との打合せでも、上司との会話でも、はたまた同僚や違う会社の同世代の人との飲みの席でもです。

別にシリアスに、俺らの仕事どうなるんだろうな、と組織の上から下まで戦々恐々としているわけではないです。世代(というか会社の組織構造の上部・中部・下部、伝統的日本企業においてはほぼ年功序列なので、世代と組織構造の上中下はほぼ対応する)によって捉え方が違います。

一般的(当然例外もありますが、ざっくりカテゴライズすると、という意味です)には、上の世代(役員や上司)では、どちらかというと、「これだけ世間ではやってて、他の会社もその活用に取り組んでいるんだから、うちでもなんかできるんだろ(なにがしかやってるんだろ)」というように、自分の存在がAIやロボに置き換わるということは横に置いておいて、組織の中でどう活用できるか、という視点でAIやロボを捉えます。

中堅は、もう少し深刻で、「本気で導入し始めたら俺らの仕事なくなるけど、上司の気を使ってロジを組むとか、忖度して企画するとか、そうした論理ではなく感情に重きをおいて判断しなければいけない部分は機械による代替は難しいだろうから、その点は俺らは当面5年くらいは安全だろう。しかし、5年後以降を見据えた場合、AI・ロボを使いこなせるだけのスキル(所謂ツールとして使いこなすスキル、適用余地を見出して組織内調整を実施し実際に現場に適用するスキル)は今のうちから身につけないといけないな」と相応の遷移期間(transition period)があると想定しつつも、いつかは自らの身も危ぶまれると思い、逃げ切れるかどうか正直わからん、とそのあたりの一抹の不安を胸に抱えてます。

そして、新入社員や入社3年目くらいまでの社員はどうかというと、AI・ロボによる代替が可能な仕事をとにかくやりたがらない笑、もうどうせ意味なくなるんだからそんなことしなくて良いでしょバカじゃないの(そこまで言いませんが)というような印象を受けることも少なくありません。例えば、議事録作成、スケジュール調整、打合せに誰を呼ぶか問題、会議の席次決め、実は無数のAIに代替できそうで、なぜかされていない分野があるのですが、そのあたりの仕事について、やりたがらない傾向にあると思います。これは現場で僕が感じ取った限りの極めて限定的なサンプルでの一般化であり、あてになりませんが、将来AIやロボにより失われる仕事をよりリアリティを持って感じられる新入社員、若手社員が、こうした姿勢を持つことは生存本能から行って至極当然、むしろこれくらい思ってないとおかしいです。だって、いつAIが取り込まれるかわからないのに、こんなことで自分の貴重な時間を費やしてたまるか、とそう思うのは当たり前でしょう。もっとソリッドなグローバルに生きるスキルを身につけさせろよ、と。

このように、世代間の捉え方が違う中で、一体どのようにして伝統的日本企業の知的生産現場において、AI・ロボが適用されていくのかステージに分けて考えてみよう、というのがこのエッセーの趣旨です。

幸い、僕自身も自分の仕事が自動化されてある業務がそっくりそのまま消えて無くなることを目の当たりにした一人でもありますし、今の伝統的日本企業の現場のどの部分にそうしたAIが適用可能か、ある程度あたりはつきます。

このエッセーでは、なぜ今まで伝統的日本企業でAIの導入が進まなかった、あるいは今ですら世界の先進企業に比して遅れているのか、という現状分析。

次に、ではこれから伝統的日本企業でいうどの分野にAIが浸透して人間とおきかわり、置き換わった人間はどうなるのか、という近い将来の話。

最後に、究極的には伝統的日本企業はAI・ロボをどのように活用するだろうかというシミュレーション、とこれまでの議論を踏まえて、伝統的日本企業で働く人々はどうしたら良いか、というアクションプラン、について述べます。

少し長くなるかもしれませんが、気長にお待ちください。