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新社会人常識マニュアル 勤務時間中正午まで

mohamed_hassan / Pixabay

仕事を頼まれないようにする

さて、前回はできれば2時間早く出社して、顔や社会人としての当然の所作(有事の際にも遅れずに時間通りに目的地にたどり着けること)ができていることを周囲に見てもらい、まずは周りに仲間と思ってもらえるようにすることが大切だという話をしました。

今回は、出勤時間前のお勉強なり自習の時間が終わり、さて始業時間となりました、という時点からのお話です。

これは意外とシンプルで、仕事が始まってからは、できるだけ仕事を頼まれないようにしていれば、多くの場合問題になることはありません。

仕事を頼まれないようにする、とは、目の前の仕事を見て見ぬ振りをしてやり過ごす、という意味ではなく、自分で「これは自分がやりましょうか(やりたいんですけど)」、もっというと、「これはこういう進め方で私が担当したいのですが、よろしいでしょうか?」というように、自ら仕事を見つけて手がけるようにして、どんどん重要な仕事を任されていけばいい、ということになります。

雑務も取りに行く、かつ丁寧にこなす

ただ、この仕事を取りに行くスタイルを取る際には、「自分が興味がある面白そうな仕事を取りに行く」という意味ではなくて、誰かがやらないといけないけど誰もやりたくない雑務も嬉々として引き受ける柔軟性も欲しいですね。

それこそコピー取りとか、出張のロジとか、議事録作ったり、まあはっきり行って学生さんからしてみたら、「こんなことするために会社に入ったんじゃない」と思われるような仕事です。

しかし、やっぱりですね、上のような仕事って、質の高低がきっちり結果となって現れるんですよね。あるいは細やかな気遣いできるかどうかを試す良い練習台になります。

まあ上司からしても、社会人になりたての社員にいきなり「重要顧客との接待の調整」のような超ハイボールを投げてこけられたら自分の首が飛ぶ、みたいな仕事を振ることはないんですよね。

でも、徐々にそうした重要な調整事(当該催し事に関わる関係者全てが不快感を感じないように催し事の企画、スケジュール調整、ロジ、当日の司会、流れ、クロージングまで行うこと)を任していきたいとは思っている。

そこで、登場するのが、前述の雑事なんですよね。

ミスったからといって首が飛ぶわけでもないし、金額として大きなダメージがあるわけじゃないけど、調整、気遣いが滞りなくできるかどうかは、チェックできる便利なツールとして使われているのが実情なんじゃないですかね。

まあこの辺の所作って、社会人になりたての頃って先輩が割合しっかり教えてくれます。

特に、こういう雑務も重要な仕事とちゃんと割り切って前向きに取り組んでくれる新人がいると、それこそ喜んで色々なノウハウを伝授してくれるものなのですね。

一方で、3年経つと、全く教えてくれることはなくなります。そこで、この辺りの所作がなっていないと、よっぽど実務で突き抜けていない限りは、使えないやつ扱いされることになります。

あと、この実務で突き抜ける、というのも考えものでして、仕事って一人で回ってるものじゃないので、よっぽど特殊な職種じゃない限りは、「超絶能力の高い個」だけで完結する仕事なんてのは存在しないわけです。

やっぱり、どこかしらで人との接点が出てくる、そして、人と接する限りは、この種の雑事って生じるものなのです。

もちろん、雑務なく無駄なことは一切やらずに、その辺は全て外に投げて(外注)して、本業にだけ集中して取り組む、会社もなくはないですよ。

しかし、それは、ほとんど無視していいレアケースですし、こと伝統的日本企業に限って言えば、ありません。

ですので、ここでは、突き抜けるにはどうしたら良いか、を考えて雑務に対する所作を学ぶことを放棄することは語りません。

それは、他の専門家・評論家にお任せします。

僕は伝統的日本企業のリアルな姿をお伝えしたいので、あえて雑務に絞って話をします。

そこで、雑務の話ですが、雑務にこそその会社特有の癖が出ますので、本を読んだから、あるいは親に聞いたからといって一口の解決するものではありませんし、先輩なり上司から直接薫陶を受ける、というのが最も近道かと僕は思います。

まあこうした雑務も高いレベルでサクサクこなせるようにしましょう。慣れれば、その雑務の勘所はすぐわかるようになります。

その程度はストレス要因にすらなりませんから。

あ、もちろん、満面の笑みで仕事は引き受けましょう。しかめ顔している人に物事を頼むほど、不快感を与えることはないですから。昔の僕は、しかめ面して仕事を引き受けていたこともあるから、何とも使いづらい部下だったことでしょう笑。

あくまで自分にとっての顧客は誰なのか、という視点です。

いわゆるお客さんと相対する仕事であっても、自分の顧客はそのお客さんだけではなく、自らのパフォーマンスを評価する上司だったり、その上司にあなたの仕事ぶりを伝える先輩だったりするわけです。

であれば、自らにとっての顧客に不快感を与える、というのは、得策ではないことがわかるでしょう。

どんなに眠くてもとにかく寝ないこと

これが一番難しいかもしれません。少なくとも僕は社会人成り立ての時は辛かったですね。

でも、業務時間中に寝ないってとても重要です。

というのも、皆が寝てる会議だったら寝ていいでしょ?と思うものなのですが、これがどうもそうはいかないんですよね。

上の人が寝てるのは許されるけど、下は寝ることは許されない。

ええ、不公平だと思います、理不尽と感じる人も多いでしょう。しかし、伝統的日本企業というのは、上が〜だから、という理由で、より大変なことをするのは、推奨されるのですが、楽なことをするのは、何故か怒られるものなのです。

その理由はいくつかあって、一つが、下が寝ていると、上司のマネジメント能力がないから、という理由で、自分だけでなく、その上司の評判も傷つくことになるからです。

お前は、新人ごときに業務時間中に寝ない、ということすら教えられない無能な上司なんだな、という認識を周りにもたれる恐れがある。

つまり、業務時間中に寝るということが、自分だけの責任ではなく、上司引いてはチームの将来に対してマイナスに働く可能性がある。

二つ目が、この先何十年と続くサラリーマン生活において、眠たいけれど絶対に寝てはいけない局面があるから、それに備えておけ、という意味合いです。

誰だって眠いけど、かといって寝たらその時点でサラリーマン生活が終わるような事態が今後も幾度となく訪れるから、その際にも寝ないような自分なりの方法を身につけておいてほしい、という上司や先輩の期待事項です。

例えば、徹夜で仕事をした挙句、クライアントと2時間ミーティング、なんてこともあるかもしれませんし、昼下がりのポカポカした天気の中、役員会議に出席して議事録を書く、なんてこともあるでしょう。

まあそういう局面で寝たら、理由はどうあれ、多分左遷です笑。

というわけで、一つの思いやりとして口うるさく眠たくても寝るな、と言うというのはあるでしょう。

三つ目、で思い出しましたけど、いつも理由を三つにしてるのは、これはまぁ単なるテクニックなのですが、例え3個以上理由があっても一つしかなくても、三つにしろ、と留学してた時口すっぱく言われたんですよね。

人は三という数字が好きだ、三以上のことを覚えてるほど、お前のプレゼンには興味はない、ただ三と言っておけば、その三つはちゃんと覚えてもらえるから、三つでっち上げるんだ、と、プレゼンを専門に指導する教官に言われました。

ですので、僕もその時の教訓笑をいかして、三つ上げるようにしてます。

そこで三つ目ですが、寝てる暇あったら休日の予定でも考えればいいのに、単に眠いというだけで貴重な時間を無駄遣いするのは、限られた時間を有効活用するという観点で勿体無いですよね。

眠い眠い言っても、自分の興味あることをしてる時は眠くならないものですので、とにかく楽しいことを思い浮かべて詳細にメモに残しましょう。

ブログのネタでも良いと思います。

眠い時間はほぼ空腹で何も生むことはないので、極小化すべきです。

まあそういう訳で、新人の時というか、これは何歳になってもですけど、眠くても寝ないでください。

じゃどうしても眠くなった時はどうすれば良いかは、既に過去の記事(会議の過ごし方)に書いた通りです。

眠いけど頑張って起きている、というのは、何故か褒められることでもあり、こんな楽なことで褒められるなら利用しない手はないので、是非活用するようにしましょう。

ただ、そこにいるだけで褒められるなんて、そんな良いことはないですよね。

午前中はこの辺で終わりです。残りは午後編に書きます。